https://www.kobe-np.co.jp/news/tanba/201707/0010341574.shtml
兵庫県篠山市東新町出身のプロボクサー角谷淳志選手(32)=金沢ジム=が、28日にエディオンアリーナ大阪(大阪市)である日本ライトフライ級タイトルマッチで同級王者の久田哲也選手(32)=ハラダジム=に挑む。日本タイトル戦へは3回目の挑戦で、角谷選手は「3度目の正直。今度こそベルトを篠山に持ち帰りたい」と意気込んでいる。
角谷選手は旧篠山産業高校東雲校(現・篠山東雲高校)時代にボクシングを始め、2008年プロテストに合格した。通算戦績は25戦19勝(12KO)5敗1分け。
日本や世界のタイトル戦に挑んできたがあと一歩届いておらず、16年4月の日本タイトル戦でも現・世界ライトフライ級王者の拳四朗選手に屈した。それでも再びリングに上がり、同年12月と今年4月の試合に2連勝。日本ライトフライ級1位に返り咲き、再びベルト獲得への挑戦権を得た。
3日に篠山市役所であった激励会では、地元の自治会や同級生など市民ら約100人が集まる中、ネクタイ姿の角谷選手がトレーナーと登場。酒井隆明市長らから激励を受け、出身校の篠山小学校、篠山中学校、篠山東雲高校の子どもたちからも「チャンピオンになってください」と花束や寄せ書きの色紙を受け取った。
角谷選手は「地元の温かい応援が練習や試合で1人じゃないと感じさせてくれる。チャンスをもらったので命懸けで戦います」と誓った。地元住民らでつくる「応援する会」は応援バスツアーを行う。観戦券付きで2千円。市役所や市のホームページに申込書がある。同会事務局TEL079・552・5109
(尾藤央一)